イタリアンスタイル×Japanese Temple

いつもお世話になっております。

先日、コロナもひと段落した事もあり、久しぶりに全社員で食事会をしました。

日頃は、車通勤も相まってなかなかお酒を酌み交わす機会もないのですが、この日は前もって予定していたこともあり、少々飲みながら和気あいあいと社員交流が出来ました。

弊社の社員は20代30代が多いので、若い世代が大半を占めています。その「若い世代」というイメージと、日頃「あまりお酒を酌み交わさない」事もあって、みんなお酒は飲まないんだろうな。と思っていたら、やっぱり知らない事ってたくさんありますね…。若い人でも結構お酒飲むんですね。そりゃ、人によるとは思いますが、この人飲みそうだなぁ。って思う人が実は全然飲めなかったり、一見お酒なんて飲まないですよ!って雰囲気の人が、ガンガンお替りしていたりと、お酒の強い人、弱い人ほど外見やイメージでは指しはかれないと思いました。

また美味しいお酒と食事を頂けるように、みんなで頑張ります!


さて先日、ドゥカティ千葉セントラルのお客様をご招待して、ドゥカティジャパン主催の「Brand Night in 京都」へ行ってきました。

Brand Nightと言えば、昨年4月に東京の八芳園で開催された「Brand Night in 東京」を記憶されている方もいらっしゃると思いますが、今回は“関西版”Brand Nightです。

“じゃ、なんで京都?”とお思いの方もいらっしゃると思いますが、今回の会場はなんと「東福寺」なんです。

私、東福寺は2014年11月に訪れた事がありまして、その時はとにかく紅葉がキレイで、素晴らしい情景だったのを記憶していました。その時撮影したのが、コチラの写真。



1255年に創建された東福寺ですが、聞くところによると、有名ブランドの展示会や、高級カーブランドの新型発表会など、度々名だたるブランドのイベント会場として利用されているそうです。

そして今回、イタリアが誇るDUCATIとのコラボセッションです。


16時で一般拝観を修了し、その後関係者の方が一気にDUCATIレッドへと東福寺をアレンジしていきました。暖簾や提灯までドゥカティにしちゃって、今回のBrand Nightに対する意気込みが伝わってきます。


東福寺境内に入りまして、本堂横の中庭入り口には、まだ日本では発売されていないMultistrada V4 Rallyがいきなり鎮座。こんな日本有数の地で、ドゥカティとコラボしている雰囲気がたまらなく胸の鼓動を高めます。


そして「ハイッ、来ました舞子ハーン」

先日リリースされたばかりのMonster SPと共に。いやいや、どうですか?このアンバランスが一周回ってのマッチング?!脳内整理が大変です。平安時代にDUCATIがタイムスリップしたらこんな感じですかね?


こちらも境内にある通天橋への回廊。よく時代劇などにも使われるそうです。歴史的建造物を背景に最新のイタリアンバイク「DESERT X」が並ぶ。不思議です。ちなみに、東福寺のホームページにも掲載されているのが、コチラ。


凄い所で、やっちゃってますね。


なんだったら、その通天橋の真ん中には「PANIGALE V2 BAYLISS 1ST CHAMPION 20TH ANNIVERSARY 」ですよ。完全に東福寺をDUCATIがジャックしちゃってます。ちなみに、この場所も東福寺のホームページに大きく掲載されていました。



ここ!まさに、この場所に展示されていました。遠く海の向こうイタリアからすると、“おぉ!日本の文化的建物でよくぞモーターショーをした!”と思うかもしれませんが、我々日本人からすると、少なくとも私からすると、“おいおい大丈夫か?日本の伝統手文化遺産を安売りしてやしないかいっ?!”と少々不安にすらなります。

そして、ようやく会場である東福寺の方丈と呼ばれる、その昔は僧侶の住居だったそうな建物へ案内されました。



会場は、畳の間だろう場所に、真っ赤なフェルトが敷き詰められ、日本風木造建築にこれまた日本発売前の「Panigale V4 R」が佇んでおりました。もう何でもありなの??

で、会場の目の前にありますのが、2014年に“国指定名勝”に登録された「国指定名勝 東福寺本坊庭園(方丈)」です。その南庭がコチラ。



この砂紋が素晴らしくキレイでした。この美しい南庭から方丈へ振り返ると…、


なんであんたがここいんの??と叫びたくなるこの驚き!今年の5月に待望のデビューとなった「DIAVEL V4」です。どうやってここへ来た?さすがに、この写真の構図だと完全に“浮いて”ますね…w

でも、こっちら見ると、


カッコイイです。素敵です。この場所も、東福寺のホームページにはしっかりと紹介されております。


ね?やっぱすごくない?DUCATI。

ここまで度肝を抜かれながら、会場へと到着しましたが、ここからがBrand Night in 京都のスタートです。

JapaneseTempleでウェルカムドリンクのシャンパンを飲みながら、マッツ社長と宮城光さんの鏡割りで幕開けしました。


ウェルカムドリンクのシャンパンのあとは、樽酒が振舞われ、視覚も味覚も和洋折衷、世界は一つ。な感じになってました。


途中には、芸妓さんによる踊りが披露され、より一層ワールドワイドな文化交流は進んでいきました。

こんなこと言うと、あれやこれや言われちゃうかもしれませんが、「舞妓さん」は主に15~20歳の女性だそうで、約5年間の修業を積むと「芸妓さん」になるそうです。京都では、芸妓さんのことを「芸子」と呼ぶこともあり、京都以外の地域だと「芸者」と呼ばれることもあるのだとか。
京都に本社のあるAELLAさんに教えて頂きました。


その後は、全国津々浦々から集まった「ドゥカティネットワーク」つまり各ドゥカティディーラーの関係者の方や、ピレリジャパンさんなどと一緒に談笑、コミュニケーションを深め、お互いの情報共有が出来た、とても有意義な時間が持てました。

夜も更けてきて、中庭に移動すると、夕方とは一変して鮮やかにライトアップされたドゥカティが、より一層輝きを増しておりました。


益々幻想的な雰囲気になり、その空間の美しさが映えてました。(あっ、写真が下手くそなので上手く伝わっていないかもしれませんが…)



こうして、DUCATI Brand Night in 京都は幕を閉じましたが、「いやー、良かった!素晴らしかった。」の一言です。
ドゥカティジャパンの関係各位の皆様、ありがとうございました。素晴らしいイベントだったと思います。日本がDUCATIを通じて、世界に発信できるパワーコンテンツになったと思います。
ご参加いただきましたお客様も大変好評なご感想をいただきましたし、改めてドゥカティが誇るデザインの可能性を感じました。

日本とイタリア、古いものと新しいもの、デジタルとアナログ、古風と新風、歴史と現代、自然と人工、木造と鉄馬、and more

今回色々なアンチテーゼに触れた気がしました。しかし対極にいる者同士が織りなす可能性や、マッチング、エネルギーの様なものも同時に感じました。

食わず嫌いや先入観、固定概念がどれだけ私たちの脳内にこびりついているかもよく理解できました。きっとこのようなチャレンジを繰り返し、人類や文化は発展してきたのだと思います。

次はどんなアンチテーゼと出会うのか?それともテーゼで行くのか?私もこの先色々なジャッジを下す時、今回のBrand Night in 京都を思い出して、最善の道を進みたいと思います。

社長の吉田