いつもお世話になっております。

4月は年度の始まりとあって、色々な所で式典や会合があり、年齢を重ねるにつれてその会への参加頻度も高くなっている今日この頃です。

なんか年齢の積み重ねを感じるな…。

呼ばれるという事は、求められていることの証。期待に添いたいですし、お役に立ちたいです。昔はそんなこと一切思わなかったです。

「自分さえ良ければ！人生究極の自己満足！自分勝手な人生を歩んだ者勝ち！」

本気でそう思ってました。今でも、そう思えたほうが”楽だし””面白いし””簡単だし”と頭をよぎることがあります。なんだったらそう思っていた昔に戻ろうかな？なんて事も思います。

その昔、利己の追及をしていた頃の私を知っている人は、今や少ないかもしれませんが、今振り返ると人付き合いも悪かったように思いますし、今の様に私の周りに私を求めて下さる人なんか一切いませんでした。

「え～、想像できないですｗ」と嬉しくも暖かく仰って下さる方が多いですが、「そうなんです…。」目の前の人の人生なんか、どうでもいい。と思っていました。

では、何故？どこで？生き方をも変えてくれた出来事や出会いがあったのか？

今日は勝手に論評第2弾です。前回の勝手に論評”株式会社シーアールエーの井出社長”の回は割と評判良かったのですが、今回はどうかなぁ。

今回勝手に論評するのは、私の数少ない「学友」(笑)、（学友って程のものじゃありませんが）外壁塗装専門店の株式会社雅の代表取締役　曽我部　慎吾社長です。

曽我部社長との出会いは、とある経営者が集うセミナーでした。2020年の初夏だったと思います。
セミナーでは同じグループになったのですが、「随分と殺気立ってるな…。なんか威圧感凄いぞ…。学びに来てるのに、この日と何しに来たんだ？」と思った第一印象は覚えています。

実際に、後から振り返ると本人も、あの当時は「あっ、来るとこ間違えた💦」と思っていたようで、挙動不審になっていました。

セミナー受講中も色々な講義があり、深く感心することばかりでしたが、本人はポカーン(　ﾟдﾟ)としており、数名で意見を出し合うときも、黙ったまま。

もはや何を考えているかも分からなくなるほど、1人浮いた存在で、謎めく人物に向かっているようでした。

そんな中、講義も3回を数えるくらいになった時に、「あのぉ、私、皆さんが仰っている言葉が分かりません。ろくに学校も出ていないし、勉強もしてこなかったです。職人としてただただ仕事してきて、勢い余ってここに来てしまった感じです。」と唐突にカミングアウトしたんです。

周りにいた方は、「あっ…。はい…。」って感じの空気でしたが、私には強烈にその言葉と、想いと、姿勢が刺さりまして、一気に興味が沸いたのを覚えています。
普通は、いくら学が無くても、無知でも、言っている言葉が分からなくても、会社を背負って、社員を雇用している社長さんなら、少しは虚勢を張って、知ったかぶりでその場をやりくりすると思うのですが、曽我部社長だけは“正直に”“真っ直ぐに”“潔く”カミングアウトしたんです。
なんか、その時に、今まで見栄だのプライドだのマウントだので、どう自分を見せるかばかり気にかけていた自分が、スッゲー安っぽく感じてしまいました。

「何だろこの人の勇気…、何だろこの人の正直さ…、そして潔さ…。」

もはやカッコよくさえ映っていました。

そんなこんなで、一緒に学ぶ時間が増えて、曽我部社長の会社へよく遊びに行くようになりました。

仕事が終わっては会社へ行き、お互いの業界動向や、アドバイス、相談、社員の事や家族の事まで、色々と話す仲になりました。

セミナーもコロナ禍において、幾度となくオンラインでのセミナーとなり、(株)雅に行っては別々の部屋でオンラインセミナーを受講し、2人で缶詰めになってました。
講義は午前10時からはじまり午後5時に終了するのですが、そこから当日の復習や次回講義に向けての予習を、飲まず食わずで午前2時まで取り組んだりと、それはもう時間を忘れてお互いの会社を良くするために集中し、意見交換し、学び合いました。

話し合っている言葉が分からないと正直にカミングアウトしたところで、理解できる言葉で伝える事により、曽我部社長の学ぶ意欲はグンと急上昇し、一気に意欲的に吸収し始めたのでした。
サハラ砂漠のど真ん中で拾ってきたスポンジのような吸収力で力を付けていきました。

分からない事は、分からないとハッキリ伝える。

これ、出来ていそうで、出来ていないですよね。社長さんになればなるほど、出来なくなるものです。

でも、言っちゃった方がまわりは手厚くフォローするし、より分かり訳す、具体的に説明してくれるようになるし。

結局最後は、社員がまとまるようなバリっとした経営理念を作り上げ、社長デスクの上に会社の名刺代わりかの様に掲げていらっしゃいます。(株)雅に伺うと、誰もがその経営理念に釘付けになると思います。
そんな(株)雅の経営理念は…、

愛・信頼・絆

素晴らしいですよね。ホントに人を表しているようです。

自分では謙遜して、「劣等生の曽我部です」なんて、よく自己紹介していますが、ホントに考えて考えて、考え抜いたピュアな理念が出来たと思います。そんでもって、一緒に多くに経営者さんの前に登壇なんかしちゃって…。

なんやかんや、一緒に頑張ったよな。

これからも、経営者仲間として、良き友人として、よろしくお願いします。

という事で、一方的な“勝手に論評第2弾”でしたが、いかがだったでしょうか。
このブログ自体が、文章として表現する、私のアウトプットの場なので、かなり主観的な書き方ですが、今後とも不定期に書いていくので、良かったら暇つぶしにご活用ください。

それではまた。

社長の吉田