異、それこそ時代を切り開く

いつもお世話になっております。

ブログを始めた理由が、「アウトプットの大切さ」を痛感したからです。営業でも交渉でも、主張でも、人にものを伝えるときに、どれだけ性能が高い商品であれ、素晴らしい提案であれ、自らが抱く想いが強くても、「伝える」ことに優れていなければ、目減り、半減し、無になります。

学びと言うインプットだけでは自己満足で終わってしまいそうで、家族や社員、お客様に自分の想いや考えを出来るだけ伝えたい。そして共感が得られるならば、私にとって、とても素晴らしいことなのではないかと思い、伝える=アウトプットの練習として、ブログをはじめました。

始めてみて思うのが、何事も継続性って大変ですね。投稿にもすっかり間が空いてしまってます。まぁ、気負わないで投稿し続けていければと思いますので、不定期のブログ、よろしくお願いします。

今回の内容なんですが、❝勝手に論評❞と題して、私のお友達紹介シリーズをやってみようと思ってます。

お友達?なのか分かりませんが、人のことを勝手に、私の主観で論評するシリーズですw

ホント勝手にスミマセン。

第一弾としてご紹介する方がコチラ。

井出 俊信氏


オーダースーツサロン Aster(アスター)を経営されている(株)シーアールエーの井出俊信代表取締役社長です。

オートバイショップのブログでありながら、バイク全く関係なくてすみません。改めてですが、私個人ブログ的感覚でお読みいただけたら幸いですw

こちらの井出社長ですが、知る人ぞ知る名物社長でして、ものすごく熱い男でございます。とにかく真っすぐ。忖度なし、妥協なし、空気を読むなんて言葉はおそらく彼の辞書には無いと思われるくらい、自分の想いを貫き、曲がったことが大嫌いなパワフルな社長さんでございます。

初めてお会いしたのは、とあるセミナーでして、共に学ぶ同期としてご一緒させて頂きました。第一印象としては、「あっ、この先の人生、絶対に交わる事がない人だろうな」でした。とにかく勉強熱心で、私なんかよりも経営のことについて、ずーっと先を学び、経験されている方でしたので、話も合わないだろうし、ひよっこ経営者として相手にもされないと思っていたからです。口から出てくる言葉も難しい単語やワードばかりで、気難しそうだし、正直面倒くさそう。というのが本音かもしれません。

ところが、今ではお互い連絡を取り合い、それぞれの会社や社員について意見交換をし、相談事をしたりアドバイスを求めあう仲になってました。不思議なもんですね。

結構、一度相手に壁を作ってしまうと、なかなか雪解けしない性格なのですが、どのように変化してきたのか、少し振り返ってみたいと思います。

そう、一番初めに出会った時期が、2020年の5月くらいだったと思います。世間では「コロナ」厳戒態勢MAXの頃合い。三密回避が叫ばれ、どこもかしこもテレワークやら在宅勤務にシフトしていった頃だったでしょうか。

オーダースーツを生業にしている井出さんのお店Asterはもろに打撃を受けました。

会社に出社せずに、在宅ワーク。一斉に外出自粛となり、スーツを着る機会が奪われたのです。世間では、打撃を受けた飲食店やイベント会社、娯楽施設や観光業を救うべく様々な補助金や助成金が緊急に支給されている中、スーツ業界はまるで世間から忘れ去られ、必要とされず、救われる事もなく、ただただひっそりとお店に明かりを灯しているだけの状態になったことだと思います。

そんな中でも、井出社長はあらゆる術にトライし、打破しようと取り組みを始めておられました。

先ずはSNS。自らがモデルとなり、Asterのアカウントには、まるで専属モデルかのように井出社長自ら登場します。しかも、(ここが一般セオリーとは違う!)到底見ている人が理解しがたい、訳分らないポーズで写真に納まるのです。
普通なら、オーダースーツですから、パリッとシャキッとスタイリッシュに決めポーズで写真に納まったり、足を長く見せるとか、シルエットを強調したりなど考えがちですが、意味わからんポーズで写真を撮る井出社長。しかも、セルフィですw鏡に映った自分を自らの携帯でパシャリ。いやいや誰かに撮ってもらえや!って突っ込みたくなる投稿写真なんです。

何ポーズ??相撲??

真顔で股割りしつつ、謎の右手ポーズ。

椅子に腰かけ1枚

すまし顔がまた目を引きます。

と、こんな感じでSNS投稿されていたのです。しかしですね、私はコレを井出社長の策ではないかと勝手に見ております。

こうやって、セオリーとは違うポーズや画角、質感で写真を撮り、目を引くきっかけを作っているのではないかと。本当は、そこまで考えていないと思うし、本人も考えてないですよwと、言うと思いますが、意図的だろうが否かだろうが結果的に人には関心を寄せることになっていると思うんです。

少々大袈裟かもしれないが、こうして無意識に関心を集めるセンスや人柄こそ、天才的にビジネスが上手くいったり、新たな市場を開拓したり、イノベーションを起こせる人だと思うんですよね。もちろん、チャレンジできるからこそ、その可能性はより一層大きくなると思いますし。

全く意図が分からないポーズ


真顔とこのポーズでスーツを着る…。

可愛くもあり…、クスッと笑ってしまう…。絶妙なクネリ感


きっと、心中穏やかではなかったと思います。それまで順調に業績を伸ばしてきていたからこそ余計に面食らったと思います。
服飾業界は、記事を海外の工場で作ったり、安価なものが出回ったりと、業界全体が混沌としていると聞いたことがあります。ましてオーダースーツとなると…。

そんな勝手に論評している私はと言うと、仕事柄、めったにスーツを着ることがありません。嫌いではないのですが、たまたま着る機会がないだけです。ましてやオーダースーツなんて縁遠い代物でした。

勿論、Asterさんにも伺ったことなどありませんでした。
ところがです。昨年の4月にひょんなことから、ドゥカティ千葉セントラルAsterのコラボイベントが実現することになりました。

2Fの特設ブースにて


しかも、2日間!!

赤いスーツ始めて見ました。


オートバイディーラーでスーツの展示即売会なんてやります?!これも、井出社長の熱きパワーと、常識にとらわれない発想と取り組みが生みだした結果だと思います。

宮澤GMも品定め


確か、当時井出社長が仰っていたのが、「自店のお店にいてもお客さん来ないから吉田さんの会社に行きますよ!」

ん~。なかなか凡人には浮かばないアイデアですよねw

結果、なんと2日間で6着のオーダースーツ販売の成果を上げました。スゴイです。
告知を見て来店くださったお客様もいらっしゃいましたが、中にはモンスターのオイル交換にご来店され、そのままオーダースーツをご購入いただいたお客様もいらっしゃいました。

その時のコラボモデル


その時に、井出社長のご協力を賜り製作されたのが、ドゥカティ千葉セントラルオリジナルネクタイです。

このネクタイも、ネクタイの最高峰技術を誇る「株式会社ツバメ日吉」さんで製作されたオリジナルネクタイなので、製品としてはものすごく良いんですよ。(この話も尽きませんが、それはまた今度)

と、今となってはスッカリ良き仲間となってしまった井出社長です。今は、大直撃したコロナの波も乗り越え、新たな挑戦をされているようです。

渋沢栄一 風


そう。コスプレ。

どの様な意図で、どのような戦略を持っていらっしゃるのか、まだお話はきけていないのですが、私個人としてはとてもいい戦略だと思いました。

オーダースーツの方に囚われず、服飾の技術を遺憾なく発揮して、多くの人に喜びを届ける。こんなに素晴らしい企業活動が上手くいかないはずがない!wとおもってます。

コスプレも回を重ねるごとにグレードアップしてます。

何になりきっているのか分かりません。


御年4?才にして20年ぶりのカラーコンタクトを装着しての気合の入れようです。

ホント、ただのスーツ屋さんではないですよね。何事もチャレンジして、気が付いたら人目を引いたり、集まったり、関心を寄せたりする人柄が天才的に経営を押し上げているのだと思います。

人からは異端児だとか、変わってるねとか、ぶっ飛んでるよ。と言われる井出社長。でも、その独自性こそが誰も踏み入れていない未踏の地を切り開いていくのだと思います。

世間に迎合しないスタイルこそがブルーオーシャンに繋がる道なのかもしれません。

※ちなみに、私、縁あってオーダースーツを作成いたしました!高級イタリア産の生地で体に合わせてパリッとつくっていただきました!シルエットはもちろんのこと、何と言っても「疲れない!!」こんなにも既製品のサイズと着心地と疲れ感が違うのかとホントに驚きました!!着席したり、立ったりとスーツの引っ掛かりも気にならないですし、いちいちストレスを感じません。結果、肉体的にも精神的にも疲れないです。
お値段も、イメージより断然安く作れました。日頃スーツを着ている方、絶対オーダーの方がいいです。既製品よりもお値段高いですが、それだけの価値は間違いなくあります。
これからスーツ買おうかと迷われている方も、絶対にスーツはオーダーの方がいいです。周りから見てカッコよさが段違いです。私なんか、ちっとも体重減っていないのに、スーツを着ると「痩せた?」って言われます。それくらいオーダースーツマジックってすごいです。

今回、勝手に論評しました、井出社長、お気を悪くされずにw

好き勝手言いましたが、引き続き仲良くしてください。

社長の吉田